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こども六斎教室成果発表会

​年に一度、六斎念仏を稽古してきた子ども達が集まり、その成果を発表しています。

・2023年度 第21回発表会

 2023年度は、9つの教室が2つの会場(京都市立久世西小学校と西院小学校)に分かれて発表会を実施しました。
 二部構成です。第一部では各教室が順番に「四つ太鼓」を披露します。第二部では教室独自の演目を披露します(大藪六斎クラブと吉祥院子ども六斎教室は「四つ太鼓」のみです)。

 プログラムはこちら

 ※動画は次回成果発表会の配信まで公開。

1月14日(日) 久世西小学校
 第一部

 ・久世六斎クラ
 ・桂こども六斎

 ・大藪六斎クラブ
 ・上鳥羽六斎ジュニア
 ・吉祥院子ども六斎教室

 第二部

 ・祗園囃子(久世六斎クラブ)
 ・わらべ、天狐(上鳥羽六斎ジュニア)
 ・豊年踊り、猿廻し太鼓(桂こども六斎)

1月21日(日) 西院小学校

 第一部
 ・光徳こども六斎教室
 ・西院こども六斎教室

 ・伏見桃山子ども六斎教室
 ・朱雀六斎キッズ教室

 第二部

 ・越後獅子、さらし(光徳こども六斎教室)
 ・獅子と蜘蛛(西院こども六斎教室)
 ・猿回し、越後さらし(伏見桃山子ども六斎教室)
 ・祗園囃子、巴鼓、獅子と土蜘蛛(朱雀六斎キッズ教室)

挨拶文 京都こども六斎教室連絡会 副代表 藤田 加代
 今年の練習は、春からやっとマスクをハズして練習ができるようになりました。コロナ禍のため、3回に渡ってDVD映像による発表交歓としましたが、4年目にしてやっと第21回こども六斎教室成果発表会を、対面形式で開催します。とは言え、コロナが終息したわけではありません。子ども達や参加者の安全を考えて、今年は、2つの会場に分かれて、密集したり長時間になったりしないよう、連絡会全員で工夫して取り組みます。
 嬉しいニュースが有ります。こども六斎教室で「京都の六斎念仏」各保存会の伝承者から直に学んだ子ども達が立派に成人して、次の世代の子ども達に伝承芸を教えています。発足当時は小学生だったお子様が、20年も時を経ると、今や保存会若手のホープです。
 コロナ規制が緩和された事で、最近は、あちこちで、「京都の六斎念仏」を見ることができます。特に女性の参加で、笛の音が大きく鳴っています。そして、吉祥院の「史上初!中学生女子による獅子」や上鳥羽の「巫女舞」のように女子を主役にした入れごとが組み込まれたりして、女性の活躍による斬新な六斎芸を見ることができます。男性だけで六斎をしていた20年前には、考えられない事です。女子の参加可能には、学校との連携が後押しをしたことも大きいと思います。教育の立場から見ますと、「伝統芸能を学ぶ場では、どの子にもその子なりの『居場所』があり『自己肯定感』が育つ場がある」と実感します。
 このように報告ができるのも、多くの皆々様の温かいご支援のおかげです。京都府・市教育委員会を始めとして、祇神会、京都市文化観光資源保護財団、全日本郷土芸能協会各位様からのご後援をいただいております事に深く感謝して、ご挨拶といたします。

・2022年度 第20回発表会

 2022年度もコロナ禍のため、映像を一つにまとめて発表会に代えることになりました。

 昨年は休止していた教室も再開し、全10教室が参加しました。教室の開始時期が遅くなったり、感染対策のために練習がままならない教室もありましたが、子ども達の練習の成果をご覧ください。

   教室名          演目

1.久世六斎クラブ    四つ太鼓 祗園囃子
2.上鳥羽六斎ジュニア  四つ太鼓 月輪 わらべ
3.光徳こども六斎教室  四つ太鼓 越後獅子 さらし

4.西院こども六斎教室  四つ太鼓

5.吉祥院子ども六斎教室 四つ太鼓

6.伏見桃山子ども六斎会 四つ太鼓 猿回し
7.大藪六斎クラブ    四つ太鼓

8.嵯峨野子ども六斎   四つ太鼓 時雨

9.朱雀六斎キッズ教室  四つ太鼓 祇園囃子 獅子と土蜘蛛
10.桂こども六斎    四つ太鼓 豊年踊り

※発表会の配信は終了しました。

挨拶文 京都こども六斎教室連絡会 顧問 藤田 加代  令和4(2022)年11月30日、「京都の六斎念仏」は「風流踊(ふりゅうおどり)」としてユネスコ無形文化遺産への登録が決定されました。「風流踊」とは、日本芸能の一つで、ことさらに人目を惹く芸能という意味があります。世代を超えて取り組む地域の民俗芸能は、いつの時代も地域の人々の安寧を願い、それが地域社会の中核精神を形成する役割を担ってきました。  20年前に始まった「こども六斎教室」では、「京都の六斎念仏」のいわゆる芸能六斎を学ぶために伝承者を講師にして、伝承を正しく学ぶことを第一として練習しています。地域に伝承される伝統文化を子ども達に体験させることは、社会で生きるための人間力をつける大事な学びにつながるという思いがあるからです。  「伝統芸能は、前の世代の人と次の世代の人が一緒に練習をし、公演をして、経験を積み重ねることで、『息や間合い』『気持ち』など目に見えないものや、人から人へしか伝えられないものを伝えられることで存在し続けることができるものだと思います」これは、六斎を練習している中学生、梅原優芽さんの言葉で す。ここには、核心に迫る学びをしている姿があります。「こども六斎教室」の立ち上げ当時から関わってきた私としては、ユネスコ登録を子ども達の手を取って喜び合うと同時に、これからも、何のために芸能六斎を学ぶのかを考えさせたいと思いました。「京都の六斎念仏」が世界中の人々に愛され支持されていく姿を夢見て、今まで以上に精一杯の練習を続けることを、子ども達とともに心に誓って、ご挨拶に代えさせていただきます。  本来ならば直に子ども達の真剣な姿を発表すべき時なのですが、今年も、コロナ禍のため録画映像による交歓となりました。今できることに最大の努力をする気持ちで録画しました。目に見える太鼓芸だけで無く、見えていない精神も感じ取っていただけたら幸いです。  後になりましたが、お世話になった関係各位様に感謝し、心からお礼を申しあげます。

・2021年度発表会

 2021年度もコロナ禍のため、子ども達が集まることはできませんでした。今年度も映像を一つにまとめてDVDにし、発表会に代えることになりました。

 9月から開始となったり、教室を実施するも発表会を行えなかった教室もありましたが、次の7教室が参加しました。

   教室名          演目

1.久世六斎クラブ    四つ太鼓
2.上鳥羽六斎ジュニア  四つ太鼓 わらべ 祇園囃子
3.吉祥院子ども六斎教室 四つ太鼓

4.伏見桃山子ども六斎会 四つ太鼓 越後さらし
5.朱雀六斎キッズ教室  四つ太鼓 祇園囃子 獅子と土蜘蛛
6.桂こども六斎     四つ太鼓 豊年踊り

7.光徳こども六斎教室  四つ太鼓 越後さらし

​※発表会の配信は終了しました。

挨拶文 京都こども六斎教室連絡会 代表 清水玲子  京都こども六斎教室連絡会では、地域の子どもは、地域で育てるというおもいのもと、子どもたちの健やかな成長を支援し、地域に大切に受け継がれてきた伝統文化、伝統芸能を引き継ぎ、大切に守っていくために活動を続けています。子ども六斎教室の活動にいつもあたたかくご支援いただいておりますこと、心より感謝申し上げます。  一昨年3月より、子どもたちをとりまく環境も、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の中、長期休校や緊急事態宣言発出のため教育活動はじめ様々な活動の自粛が続いています。  各子ども六斎教室もまた,本年度当初より活動が開始できず、活動時間の確保が十分でない中、コロナ対策を徹底して活動を続けてきました。日々の活動を通して、子どもたちが自分たちの住む地域の伝統文化のすばらしさやよさ、美しさを心や体で感じ、自分の目標にむけてがんばってきました。学びを止めることなく、継続して取り組むことにより、伝統文化を大切にしていく心と熱いおもいをみんなでつないできました。  今年度の成果発表会も、コロナ対策により、一堂に会して行うことはできませんでしたが、それぞれの教室で学んできたこと、一生懸命取り組んできたことを映像で残し、DVDに収めて交流し合うことといたしました。DVD作成にむけて、多くの皆様にご尽力いただきました。ありがとうございました。  子どもたちのがんばり、一生懸命に表現する姿をぜひ、ご覧いただきますようお願いいたします。  今後とも、こども六斎教室で、子どもたちが京都の伝統文化を学び、地域の伝統文化を大切に守り育てていく心をつないでいくことができますよう、ご理解とご支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。

・2020年度発表会

 2020年度はコロナ禍のため、子ども達が集まることはできませんでした。そのため、それぞれの教室が撮影した映像を一つにまとめてDVDにし、発表会に代えることになりました。

 例年であれば4月から教室が始まるところが9月から開始となったり、休止になる教室もある中、

次の9教室が参加しました。
     教室名          演目

  1.久世六斎クラブ    四つ太鼓
  2.上鳥羽六斎ジュニア  四つ太鼓 わらべ 天狐
  3.光徳こども六斎教室  四つ太鼓 越後獅子 さらし
  4.吉祥院子ども六斎教室 四つ太鼓
  5.伏見桃山子ども六斎会 四つ太鼓 越後獅子 さらし
  6.大藪六斎クラブ    四つ太鼓
  7.嵯峨野子ども六斎   四つ太鼓 越後獅子
  8.朱雀六斎キッズ教室  四つ太鼓 祇園囃子 獅子と土蜘蛛
  9.桂こども六斎     四つ太鼓 かっぽれ(豊年踊り)

 感染症対策のために、練習に集まる人数を制限したり、リモートで指導を受けたりと、それぞれの教室が工夫をし練習を重ねてきました。その成果をお届けします。​

​※配信は終了しました。

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